コクー株式会社

Q. 事業内容についてお聞かせください。

青山)当社では「人財」と「デジタル」を主軸に、「ITインフラ事業」・「EXCEL女子事業」・「デジタルマーケティング事業」・「RPA事業」・「REALVOICE事業」の5つの事業を展開しております。

事業背景ですが、当社は日本の少子高齢化問題に着目しました。生産人口が減少していく中で、2030年には644万人もの人手不足が生じると言われています。そこで当社は、日本社会の課題解決のために、「デジタル」の力を使って人材不足を解決する目的意識を持って事業を進めることとなりました。

現状、女性だけではなく、障がい者、シニアLGBTQ+の方などの何らかの理由で就労ができない方は多く存在しています。そのような眠っている人材を活用し、デジタルの力をつけて社会に輩出することが必要であると考えています。

当社では、まずステップ1として、人口の半分を占める「女性」から始めています。実際に「働きたい」という声も多くニーズも高いと考えています。そのため、現在は「女性活躍推進」の取り組みに力を入れており、この層である程度効果が見えたら、また別の段階(層)に移行していくつもりです。

Q. どのような職場環境ですか?私生活とのバランスなどお聞かせください。

及川)私は新卒でコクーに入社し、もうじき4年になりますが、私生活とのバランスは仕事5:私生活5というよりは、仕事10:私生活10という印象があります。つまりどちらの面でも半々ではなく、全力で熱を持って取り組んでいる社員が多いように感じられます。

まず仕事の面で言うと、どの事業も専門性が高いので、それを互いに高め合う環境があり、ベテランや未経験者関係なく、非常に熱意を持って取り組む社員が多いです。その一方で社員同士の横の繋がりを見ると、当社は業務以外の「部活動」や「イベント」など、ラフなコミュニケーションを取れる場が非常に充実しており、他事業部の社員とのコミュニケーションの中で新たな気づきや発見があったり、コラボレーションして新しい取り組みが始まるといったこともあります。業務外での活動を通して、同僚の別の一面を知ることにもでき、仕事のしやすさにも繋がっていると思います。

青山)また、当社にはママ社員が増えてきたこともあって、子供がいるママ社員にも働きやすい制度・環境整備に取り組む「ままさぽ」というプロジェクトがあります。例えば、通常の有給とは別に子供の急な発熱や病気で看護が必要な時に有給が使える「子の看護休暇」といった制度等を整えてきました。今では、ママ社員だけでなく、ママ・パパ社員、さらには「全てのメンバーがイキイキと働ける環境づくり」をサポートする組織に変わりつつあります。

さらに当社には「女性活躍推進委員会」という組織があって、働き方は勿論、賃金格差是正、管理職の女性の割合を増やす取り組みなども行っています。日本社会において賃金格差は長年変わらず存在し続けていますが、一つの会社という小さい場ではその差を無くすことができると考えています。

Q. 働きがいや仕事の面白さは何ですか?

及川)働きがいとしては2つあります。まず一点目に、当社はITに関する様々な事業がありますが、「IT」というこれからも重要性を増していく分野に携わることの価値が前提としてあると思います。それも何かの分野に特化・追求した専門性の高い事業が多いので、そのような環境で働けることにもやりがいを感じます。

そして二点目に、当社はバックグラウンドが異なる仲間が多い職場だということです。私自身も文系出身で、ITに関して特別な知識を持っていたわけではないです。前職が異なる多様なバックグラウンドを持っている人が集まるからこそ、様々な考え方、働き方、生き方を共有しながら働けるので、やりがいや面白さに繋がっていると思います。

青山)一点目の専門性に関しては、ExcelやVBA、BIのスキルを持つ「EXCEL女子」の事業を例に取ると、新たな方法やツールが絶えず求められるので、常に勉強し続けなければならないです。ましてや「EXCEL女子」と名乗っている、つまりプロフェッショナルという看板を背負っているので、最新技術について行くことが求められます。他の事業も同様に、デジタルの分野は常に進化し続けるので、常に終わりがないですし、勉強し続ける必要がありますが、それがある意味「飽きない」「楽しさ」に繋がっていますし、成長し続けられるのだと思います。

そして二点目のバックグラウンドに関して、DXなどのデジタルの分野は理系というイメージがあるかもしれませんが、実は文系の方がかなり多いです。さらには、中途採用の方も多く、それまでのキャリアが全くITとは異なる職種である、アパレルやキャビンアテンダント、接客業から教師、医療従事者など多様です。またそのような方々は何年もその分野でキャリアを積んできているので、様々な業界で様々なことを学んで来た人たちが集まっており、普段なかなか会えない人たちに会えるというのも面白さの一つです。

加えて、当社は社員の様々な意見や提案を実現するのに積極的で、社員の意見に対して会社が一方的に実現するのではなく、発信者と他の社員が同じ目線に立って一緒に実現していこうとする雰囲気もあります。特にCEOの入江はNOと言うことは殆ど無く、まずは何でも「それいいね!」と受け入れてくれます。また「社ッ直!!」や「目安箱」などの意見投稿窓口も設置してあり、効果的に意見を発言出来る環境が整っていると言えます。

Q. 今後の展望について教えてください。

青山)我々も走り出したばかりで、母数の多い「女性」の活用に力を入れている最中です。そしてその「女性」の中にもいくつかのグループがあると考えていて、当社で多い女性社員の層は20代・30代ですが、出産を終えて次のキャリアを積みたいという層も日本で150万人ほどいますし、さらに上のシニアの層で活躍されている方もいます。次はこの層をターゲットにしていきたいと考えています。つまりこの先の数年間では「女性」の中でターゲットの層を増やしていくという道筋です。

Q. どのような学生に来ていただきたいですか?

及川)当社は主体性や当事者意識のある方が非常に活躍できる会社だと思います。新卒かどうかに関わらず、積極的に意見の提案をしてくださるような方ですと、仕事内外で様々な良い影響をもたらしてくれると考えています。とはいえ、そういう方だけではなく、一度話し合って行く中で、コクーにおけるビジョンを共有し、一緒に目指していく目標を見つけていきたいと思います。

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